整理整頓プロジェクト!
2018.09.14 マガジン
整理整頓達成の為、様々手順、工夫をしました。今回の記事を通して、メイプルファームが問題にどうやって取り組んでいるか、紹介したいと思います。
担当責任者を決める
上記写真、お見せするのも大変お恥ずかしいのですが、メイプルファームの工具棚です。メイプルファームでは、本当にいい加減な道具管理をしてきました。どこに何があるのかわからない、見苦しい。整頓されていないので様々な問題を抱えてきました。
牧場のメンバーから、もっと牧場をきれいにしたい!と提案があり整頓プロジェクトがスタートしました。メイプルファームには5つの部門があります。「乳房炎部門」「蹄病部門」「繁殖部門」「仔牛部門」そして、本プロジェクトを担当したのが「改善部門」です。改善部門は、他の4つの専門的な事柄以外を扱う、総合的な部門です。2ヶ月ごとに担当を変えて牧場の様々な問題を改善していきます。今回は伊藤大生がリーダーとなりました。
この責任者を明確にすることがプロジェクトを始めるのに最も大切な事だと考えています。提案をしても、誰がリーダーか決まっていないと、プロジェクトはとん挫してしまう事が多いように思います。
ロールモデルを作る
プロジェクトが動きだし、初めに行ったことが、牧場視察です。やはり闇雲に始めるよりも、まずは良い例を見て、それをまねしよう!という事になりました。そこで白羽の矢を立てたのが、栃木県の有限会社小林農産です。小林農産は同じ酪農業を営んでいるのですが、とにかく牧場が綺麗だと業界で評判でした。その噂を聞きつけ、牧場視察の依頼をし、快く受け入れて下さりました。
リーダーと他数名で見学に行き、メイプルファームに足りない所、小林農産の優れている所を確認し、牧場に持ち帰りました。レポートとしてメンバーに共有し皆で改善後のゴールを想像しました。
実践!
後は実践あるのみです!先ずは道具を種類別に纏め、それぞれ専用の工具箱を作りました。
何という事でしょう!あんなに雑然としていた棚がすっきりとしました。今まで道具を探すたびに不機嫌になっていた従業員の顔に笑顔が戻ったのです。
専門の箱を作ったおかげで、在庫管理も用意になり、2重の注文や在庫不足が解消されました。
筆記用具もいろんな場所に散乱していました。集めてみるとこんなに在庫が…
何という事でしょう!匠はペンと筆記用具入れに色を付けて場所ごとに筆記用具を戻せるような工夫をしました。
ラインワークスを活用
こうして整頓プロジェクトは実を結びました。伊藤リーダーの努力の賜物ですが、プロジェクトを運用するに当たり、もう一つ欠かせなかったのが、以前記事で紹介したラインワークスです。例えば牧場視察に行った後のレポートはラインワークスで共有し、全員が気軽に見る事ができました。
また、整頓プロジェクト用のノートを作り、そこでメンバー全員の意見を集約し議論しました。
プロジェクトを始める前に、従業員の意識を調査する為にアンケート機能を活用しました。
この様に様々な形でプロジェクトの運用管理に活用しました。
まとめ
いかがでしたか?整頓プロジェクトが終わってから半年たちましたが、いまだに整頓を維持できています。しかし整頓に終わりは有りません。これからも汚れた場所、整理できていない所を改善し続けていきます!