密着!がみちゃんの一日
2018.03.16 マガジン
がみちゃんは牛が大好きな、心優しい一年目従業員。何事にも一生懸命なので、失敗するとへこむことも多いみたいですが、愛嬌があるので先輩みんながフォローしたくなるような存在です。
では、がみちゃんを通じて入社後のイメージを膨らませてみてください!
――おはようございます!今日も朝早いですね。早起きには慣れましたか?
「最初はつらかったですけど、1か月くらいで慣れました。」
車で通勤。片道およそ20分の道のりです。
――車ではどんなことを考えてますか?
「歌をうたってます。歌っている間についちゃいますね。」
会社につきました。タイムカードを押して、牧場長に挨拶。今日も元気に頑張っていきましょう。
――メイプルファームではどんなお仕事をしていますか?
「搾乳牛の餌づくりをしています。400頭の牛に対して1日5回餌を配ります。1日餌づくりに徹する仕事です。」
~餌作りの仕事とは~
朝霧高原で収穫した牧草や豆腐工場から出る国産大豆粕など様々な飼料を独自に配合したメニューを丁寧に作ります。美味しい牛乳をたくさん出すためには、美味しい餌づくりが肝心です。
――大変なことはどんなところですか?
「時間通り作るところ。作業が遅れて、攪拌しすぎると消化が良すぎることになり、結果的に牛が不調になってしまいます。牛の健康には特に気を使いますね」
――攪拌しすぎると消化が良すぎることになり、結果的に牛が不調になってしまいますとはどういうことですか?
「牛の胃の中には無数の微生物や原虫や菌が生息していて、それらが草を消化することによって、牛は間接的に草を消化しています。撹拌し過ぎた餌を与えると、微生物たちの消化が良くなり過ぎます。
すると、消化の際に発生する酸が過剰になり、微生物たちはその酸によって死滅してしまいます。
その結果、牛自らの力では消化ができなくなり、体調不良を起こしてしまうのです。」
――なるほど。牛の消化ってとっても複雑なんですね。
攪拌した餌はすぐに飼槽に配ります。配りたての新鮮なエサに、牛は競争するように群がってきます。
1回目の餌を配り終え、前日の餌の残り具合、天候や現在の牛の状況などを加味し、今日の餌の方針を牧場長と話し合う。
――餌づくりの前はどんな仕事をやってきましたか?
「仔牛の哺乳、搾乳、分娩後の牛の体調管理、乾乳牛の餌づくり、本当にたくさんの仕事を経験してきました」
インタビューを終えて、休憩に入ります。寮のリビングでくつろぐがみちゃん。
毎日配送される心のこもったお弁当をほおばる姿からは、一年前のがみちゃんにはなかった強さを感じさせる。
――休憩中はどんな風に過ごしていますか?
「こたつでねて、食べて、寝て、スマホでソシャゲやってます」
「課金は月にどれくらいしますか?」
「無課金で頑張ってます」
休憩後は午後の餌づくり。そして午後の作業を終え、事務仕事をこなすがみちゃん。
帰宅までもう少し。
お疲れさまでした!今日は朝8時に出社し17時30分に帰宅。9時間勤務でした。
夕ご飯も密着してもいいですか?
「えっと…」
(勝手に乗り込む取材班)
今日のがみちゃんの夕食は近所のカレー屋さんだった。
――おいしいですか?
「うなるほどのうまさです!」
がみちゃん、密着お疲れさまでした。これからも私たちのマスコットキャラとして牧場を盛り上げていってください!期待しています!